今回の建物は車庫とバイク、自転車、そして2階へ書庫を設ける2階建てのすこし変わったガレージが完成しましたのでご報告です。
住宅街のため様々な制約もある中でやりがいのある物件でした。
〈制約その1〉
・現状の庭をなるべく残しつつ、以前の車庫よりも容量の大きいスペース(車2台分とバイク、自転車3台、除雪機諸々)と車庫へのスムーズな動線を確保したい。
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庭の一部を斜めに角切りし、庭の奥行き感を確保しつつ、車庫へのスムーズな動線を確保しました。
〈制約その2〉
・隣家側へ屋根の落雪が飛び越ええないよう、また本宅玄関前へも落雪が山積させないように。
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敷地内の落雪スペースを最小限に確保しつつ、庭を極力削らないよう軒の出ゼロに。
軒の出をなくすことによるデメリットに対しては、雨漏れの侵入を回避しつつ、通気層の出入口を設けるためケラバの大きさ、深さ、外装の飲み込み、隙間を検討しました。
そして玄関前へ雪崩れ込まないよう、片流れの屋根の一部、勾配に変化を加え、車庫裏のデッドスペースへ落とし込む設計にしました。
野球に例えれば・・・ジャイアンツキラー今中のスローカーブのようにバッター(玄関)の手前で逃げるようにストンッと落ちます
また、外壁の雨染みや凍害を防ぐため、屋根と同じ素材のガルバリウム鋼板を採用しました。
立平の外観もソリッドで、佇まいといい少年時代憧れていた今中投手のような無骨で凛としたガレージになりました。
お客様も喜んでいただけてOK牧場!