Q5:なぜ気密化が必要なのですか?
A5:すき間風の出入りをなくして断熱効果を高めるためです。
いくら建物全体が断熱材で厚く覆われていても、建物自体にすき間があれば空気は自由に出入りし、屋外からは冷気が侵入し、室内の熱も屋外へ逃げていきます。
断熱の効果を高め、少ないエネルギーで快適な室温を維持するためには、建物のすき問をできるだけ少なくすることが大切。その技術が「気密化」なのです。断熱と気密は、全館暖房の快適さを得るための車の両輪と考えましょう。
また、断熱・気密化した住宅内を24時間、新鮮な空気で満たすためには、計画的な換気も欠かせません。すき問だらけでは、あちこちで空気が自由に出入りするため正確な換気量を捉えることができません。気密化された住宅では、どこからどれくらい空気を取り入れ、どこから汚れた空気を排出するかという換気の計画もしやすくなるわけです。
屋外から侵入するすき間風は室内や壁の内部に結露を発生させる心配もあり、わずかに感じる冷気でさえ神経痛やリウマチの原因となることがわかっています。住宅の気密化は、断熱効果を高めるだけでなく、計画換気、冷暖房の省エネ化、結露の防止、神経痛やリウマチの防止などにも関係する、大切な技術の一つなのです。